予算や決算、調達金額などの情報は、それだけではただのデータの羅列でしかありません。これを活かすためには、このデータを用いて区民の方がもっと行政に関わっていことのできるような仕組みが不可欠です。したがって、わたしは1人のプレイヤーとして、これまでどおり公開されたデータを利用して何ができるかを考えて発信していくとともに、他の関心のある方々も巻き込んで、もっと中央区をより良い街にしていくためのイベントを定期的に開いていきます。まずは行政で行っていることの現状を理解していただくところでしょうが、将来的にはこの場で中央区の各施策の良し悪しを議論し、その結果を政治や行政に反映していく仕組みを作りたいと考えています。
 その上で、さらに目指していきたいのは住民参加型予算です。つまり、行政の一部の予算の使い道を住民が決めるような仕組みの導入です。有名なのはブラジルのポルト・アレグレ市で、導入によってそれまでよりも保健や公衆衛生により多くの予算を費やされ、貧困率が下がるなどの成果が出ています。今では多くの国で導入されており、日本でも一部の自治体で導入実績はあります。
 これらを導入することによって、区民の方の行政への関心と参加意識をより一層高めることができるとともに、これまでの行政では想像できなかったような斬新なアイディアが生まれ、中央区がより住みやすい街になることが期待できます。