ほづみゆうきの活動方針
これまでの「当たり前」政治家像に対して強い疑問を感じていることから、
これらを極力廃した、サステナブル(持続可能)な政治活動を目指すことにします。そのポイントは3点です。
ほづみゆうきについて
はじめまして、ほづみゆうきです。
1981年生まれの37歳。東京都中央区湊3丁目在住。2人の娘の子育て真っ最中。元国家公務員で、現在は子どもの社会問題に取り組むNPO法人で勤務するとともに、子育て当事者の声を政治や行政に働き掛ける市民団体に所属。それぞれの立場から待機児童の解消や父親の家庭進出、子育て世代の政治参画など子育てに関する課題解決に多方面から取り組んでいます。この他、個人としては住んでいる中央区の子育てや行政に関する内容について様々な問題提起を2年以上ブログで発信してきました。
<理念>
わたしにとって、行政とは誰もが安心して日々の生活を送ることをサポートするためのものです。そして、政治の役割はこの行政の本来の目的が果たされるよう、様々な声に耳を傾けたり、客観的なデータに基づき分析を行ったりすることにより、住民の方々の思いが正確に行政のプロセスの中に反映されるようにすることと考えています。これがわたしの理念であり、わたしが成し遂げたいことです。
<関心事項>
待機児童をはじめとする子どもの社会問題。それの原因となっている行政のリソースの不適切な配分の解消。その手段としての、行政のオープンデータ化(特に予算や調達関係の情報)。
<好きな食べ物>
ラーメン(東銀座の「自家製麺伊藤」さんが特に好き)、ヨーグルト(日本ルナの「バニラヨーグルト」が特に好き)
わたしが今後取り組んでいきたい政策をお示しします。
ほづみゆうきの政策

待機児童の解消と質の向上
よくある報道では「待機児童数」、つまり待機児童の数ばかりが着目されるので人口の少ない中央区は目立ちませんが、利用希望者の数に対する待機児童数の割合で比較すると、中央区は23区の中で有数の入りにくい区です。さらに、この傾向は今後も続く見込みで、わたしの試算では2040年の保育ニーズは現状の1.7倍になります。また、保育園に入園できたとしても小学校になれば学童保育があり、こちらの待機児童も深刻です。
わたしは、この不毛な椅子取りゲームを我々の世代で終わりにしたいと考えています。必要なのは保育ニーズの正確な把握と、そのニーズに基づき着実に整備を行うよう行政に働きかけ、その進捗を厳しくチェックしていくことです。現在の計画は2019年度で終了し、来年度は2020年からの5年間の子育て政策を決める計画が策定されます。この計画が実効性のあるものになれば、状況は大きく改善する可能性があります。これからの5年間のためには、今行動する必要があるのです。
もちろん、数だけを増やせば良いわけではありません。中央区でも保育士の一斉離職や保育中の事故が起こっています。これらが再び起こらないよう、処遇の改善や安全の確保など、保育の質の向上のための取組も不可欠です。

子育て支援策のさらなる充実
他の自治体の先進的な事例を取り入れることで、中央区をもっと子育てしやすい区にすることができます。例えば、以下のようなものが挙げられます。
・妊婦健診の助成枠の拡大
検診の助成回数は同じ場合が多いものの、超音波検査補助は区によって回数が異なります。例えば中央区の補助は1回までですが、新宿区は3回まで補助です。全額助成という自治体もあります。全額は困難にしても、助成の幅を増やし出産への家庭の負担は減らすべきです。
・認可保育園と認証保育園の金額格差の是正
中央区でもすでに是正策はありますが、「認可保育園での保育料+1万円程度」です。一方で、千代田区は「認可保育園よりも2割程度安価」です。やむを得ず認証保育園を利用している方が多いことを考えると、費用負担に差額が発生しない程度の助成となるべきと考えます。
・病児/病後児保育のサービス向上
中央区では保育サービス利用児童が4,829名(2018年4月時点)に対して、病児/病後児保育の定員は22名に過ぎず、ニーズに応じた定員の拡充が必要です。また、民間サービスの利用料を補助するという自治体もあり、東京23区では9つの区には制度がありますが、中央区にはまだ存在しません。中央区にもこういった制度を導入し、働きながら子育てする親たちを全力でサポートしていくべきです。

行政データのオープン化
「オープンデータ」とは行政が保有しているデータを無償で誰でも自由に利用できるように公開することで、「行政の透明性・信頼の向上」(行政で何をやっているか分かるようになる)や「住民参加や官民協働による課題解決」(行政に住民が参加できるようになる)といったメリットがあるとされています。
中央区でもいくつかのデータを公開していますが、十分とは言えません。行政の透明性や信頼の向上にとって不可欠とわたしが考えるのは予算や決算、調達情報などの行政の活動自体を明らかにする種類のデータの公開です。これらが公開されることで、行政が何にどの程度お金を使ったのか分かるようになりますし、かつ常に区民の監視に晒されることによって不適切なお金の使われ方を事前に抑制することもできるようになります。
わたしはこれまで、開示請求などを通して予算決算に関する詳細なデータを手に入れ、このデータを用いて例えば「保育の無償化」による中央区の財政への影響を分析したり、予算全体の金額や割合を示すビジュアル化などをやってみました。これは、今中央区でどういった部分にどれだけのお金を使っているかを簡単に見ることのできるものです
今後は、公開の対象を調達(何に対して誰と契約して、どの程度予算を費やしているのか)に関する情報にも広げて、より中央区の行政の透明性の向上を推し進めていきます。

行政への区民参加の促進
予算や決算、調達金額などの情報は、それだけではただのデータの羅列でしかありません。これを活かすためには、このデータを用いて区民の方がもっと行政に関わっていことのできるような仕組みが不可欠です。したがって、わたしは1人のプレイヤーとして、これまでどおり公開されたデータを利用して何ができるかを考えて発信していくとともに、他の関心のある方々も巻き込んで、もっと中央区をより良い街にしていくためのイベントを定期的に開いていきます。まずは行政で行っていることの現状を理解していただくところですが、将来的にはこの場で中央区の各施策の良し悪しを議論し、その結果を政治や行政に反映していく仕組みを作りたいと考えています。
その上で、目指していきたいのは住民参加型予算です。つまり、行政の一部の予算の使い道を住民が決める仕組みの導入です。有名なのはブラジルのポルト・アレグレ市で、導入によって以前より保健や公衆衛生により多くの予算を費やされ、貧困率が下がるなどの成果が出ています。今では多くの国で導入され、日本の自治体でも導入実績があります。
これらを導入することによって、区民の方の行政への関心と参加意識をより一層高めることができるとともに、これまでの行政では想像できなかったような斬新なアイディアが生まれ、中央区がより住みやすい街になることが期待できます。